「リオレオ!」
第二十話 ゾルディック5
玄関口を開いて一番最初に飛び込んできたのはその言葉だった。
後から、楽しそうな会話が飛び込んでくる。
はそんな話し声を聞きながら広間の扉を開けた。
・・・と思ったら勝手に開いた。
「のわぁ!吃驚した!」
その空けようとした扉を開けたのは中にいた執事だったようで、敷居の向こう側にキルア、クラピカ、レオリオが立っていた。
「遅ぇよ!もう、行くぞ」
「あ?そうなのか?んじゃ行くか」
踵を返そうとしたとき、レオリオが声をかける。
「お前、キルアと一緒に来てたのか?」
「あ?まぁな。さて、行くとするか。ゴンも話が終わったようだし」
そういうのと同時か、今度はゴンがに声をかける。
「!」
「よっ!ゴン、元気してたか?って、なんだその怪我は?また無理したのか」
「あはは、ちょっと」
そう言って、ゴンは笑いながら頭をかいた。
「おい、マジでそろそろ行くぞ」
キルアが痺れを切らしたのかそう言って歩き出した。
それにゴンがごめんと言ってキルアの横に並ぶ。
後にクラピカ、レオリオが続き最後にが歩き始めたときだった。
後ろからゴトーに呼び止められる。
「お嬢様、お待ち下さい」
「「「「お嬢様ぁぁぁ!?」」」」
「うるせぇよ、お前ぇら。ゴトー、頼むから名前で呼んでくれって言ってるだろ」
四人がびっくりして声を上げる。
はそれにしかめっ面しながら言い捨てた。
「では、様」
「(毎回言わねぇと、名前で呼ばないのかよ、ここの執事どもは・・・)」
そんなことを思いながら腰に手を当ててゴトーの言葉に耳を傾ける。
だが、そんな余裕の態度も一転することにはこれから気づくことになる。
「奥様から、伝言を預かっております。是非、今度イルミ様とのこ…「ぎゃぁぁぁあああああああああ!!!」
叫びながら物凄い速さでゴトーの口を塞ぐ。
扉の向うで聞いていた四人は「こ?」と疑問に思いながら首を傾げていた。
「わかった、よーく理解した!また、今度婚約について話をしたいってことだろ!?わかったからデカイ声でその話を持ち出すな!」
凄い形相でしかも、すごい至近距離で小さい声だが叫ぶにゴトーは驚きながら首を縦に振った。
そして、それをは確認してからゴトーから離れると、スタスタと部屋の外へと歩いてゆく。
四人の背中を押しながら・・・
「おい、何なんだよ、”こ”って」
そう聞くのはキルア。
「さぁ、何だろうな、あはははははーーーー」
は兎も角しらばっくれながら道を歩く。
「あ、わかった!殺し合いだろ!」
「それは、無いよキルア。だって、最終試験の後キルアの兄貴が仕事以外で敵は作らないって言ってたし」
「そっかぁ、んじゃ違ぇな・・・」
「もう、いいだろ、そんな話。ほら、そろそろ門見えてきたぜ」
そう言って乾いた笑いをしながら、何か言っているゴンとキルアを無視しては一層速く歩を進めた。
「本当にUの門まで開けられるようになったんだな、すげぇじゃねぇか」
はそんなことを言いながら内心”こ”の話題が消えてほっとしていた。
「お前の見ると気が落ちるけどな」
そう言ってレオリオは肩を落とした。
「何でだよ?」
「つーかな、お前開けすぎ。へこむぜ」
「だから、キルアまで何でだよ?」
全くわからないといった風には首を傾げる。
それをクラピカとゴンは笑っていたが、実は内心レオリオ、キルアと同じことを思っていたりする。
そんな彼らを尻目には口を開く。
「で、この後はどうすんだ?お前ら。何かすることあるんだろ?」
そう言うと、ゴンがいち早く頷いた。
「うん、いろいろあるけど、まずはかくかくしかじかで渡されたこのヒソカのプレートを顔面パンチのおまけ付きで返す!
それをしないうちはハンター証を絶対使わないって決めたんだ!!」
そういって、ポケットからヒソカのプレートを突き出す。
「「ふ〜ん、でヒソカの居場所は?」」
キルアとがほぼ同時に聞き返す。
・・・が、ゴンはそのことを全然、頭に入れてなかったらしく
「えっ〜〜〜と」
と、何とも頼りない答えが返ってきた。
だが、それをクラピカが破る。
「私が知っているよ、ゴン」
それによると、こんなかんじだ。
最終試験の折、どこからか嗅ぎつけたヒソカはクラピカにクモ、即ち幻影旅団のことについて話を持ちかけられた。
そして、気になったクラピカは講習の後ヒソカに問いただしたところ9月1日にヨークシンシティで待つとのことだった。
「(9月1日にヨークシンか・・・こうなるとあまり行きたくないというのが本音だなぁ・・・)」
「で、お前はこれからどうするんだ?」
「え、あ?何だ?」
そんなことを考えていたせいか、周りの話が聞こえていなかったは、突然、話をふられて声を上げる。
「だから、この後どうするかって聞いてんだよ。クラピカは雇い主探し、俺は郷に帰るが」
「おお、それか。いや、私もレオリオに付いて行くさ」
「もオレ達と一緒に行かないの?」
「ああ、悪ぃな、ゴン。ダチの墓参りしたいしさ」
「そっか、そうだよね」
ちょっと寂しそうなゴンの肩をはぽんぽんと叩く。
「これで永遠のお別れじゃないんだから沈むなよ!」
「・・・そうだよね・・・!」
「おう、そうだぜ!」
そんな二人を見ながらレオリオが口を開く。
「んじゃ、次は9月1日、ヨークシンシティで!」
そう言って顔を見合わせ笑う四人の中でただ一人、心は微妙にテンパっていたがいたのは本人以外誰も知らない。
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構成めちゃくちゃ・・・;
そして、とりあえず終わったゾル家篇。
次はオリジナル話なレオリオと帰郷してみよう篇・・・なんつって(殴
かったるい話で毎度すみません;
もう読まない方は閉じてください。
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